垂木(たるき)
新築事業部 浜松エリア 設計 川上です
私がこどもの頃、近所に「実相寺」というお寺がありました。
写生大会などで、お寺を描くことがあり
その中で整然と並んだ垂木(たるき)を描くのが楽しかったと記憶してます。
当時は垂木とは知らずに、のちに建築を始めてその名を知ったのですが
垂木とは「屋根を下から支える構造物」で屋根の全体的な構造と
強度を維持するために不可欠な部材です。
最近の一般住宅では軒裏に隠れて、なかなか見ることができない垂木ですが
社寺建築では今も化粧垂木が施工されています。
若かりし頃、宮大工になりたいと思ったこともありましたが
女性が職人として働くには、当時ハードルが高かったと思います。
※今はいろいろな分野で女性が現場にいるので、うれしくなります。
これから秋祭り・お彼岸と神社やお寺に行くことがあれば
ぜひ、きれいに並んだ、化粧垂木を見ていただきたいです。