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旧見附学校

 こんにちは!浜松西店のキュウマです。もうすくゴールデンウィークですね。

皆さんは、どこか遠出したりするのでしょうか?

本日は無料で入れる身近な観光スポットのご紹介です。

 

 少し前の休みに。磐田市にある「旧見附学校」に行ってきました。

こちらは明治8年(1875年)に完成したそうで、現存する日本最古の擬洋風木造小学校校舎だそうです。

1969年からは国指定史跡となった大変貴重な建築物です。

 当時は約260年に渡った江戸幕府、また鎖国政策が終わって間もなくの時代で、西洋の文化がどんどん日本に入ってきた初期の段階です。擬洋風とありますが、この時代にこのような西洋風モダン建築は日本全体で考えても相当珍しかったと思います。

 私は磐田市出身で、以前から旧見附学校の存在は一応知っていましたが、近すぎるとなかなか行かないものでして、訪れたのは今回が初めてでした。

 趣味が日本のお城や神社仏閣、古民家などの古い建物を見ることなのですが、今まで地元の貴重な史跡を今まで見たことが無い・・・!というのは古建築物マニアとして、大いに反省しております・・・。まだまだ未熟者でした。

 さて、敷地内に入ると真っ先に目につくのは丸石の石垣です。古城も好きな私は、見事な石垣を見ると興奮を覚えます。

 一説によりますと、掛川氏の横須賀城に使われた土台の石垣と同じ丸石だとか・・・

重機も無い時代。しかも形の一定でない丸石を、どうやって積んだらこんなしっかりとした土台が出来るのか。昔の建築技術の凄さには驚かされます。

 しばらく、ハアハアと息も荒く、興奮しながら石垣を嘗め回すように色々な角度から眺めていましたが、あまりに不審な行動ではないだろうか?と我に返り、そそくさと学校内部に入ります。

 さっそく校舎に入ると、右側に教室がありました。

当時の教室に、当時のものと思われる古い机と椅子が並んでいます。

子供たちの服装はかすりの着物で、なんか日本昔話を見ているようで可愛く感じます。

教室全体に斜めに張られた床材もなんとも趣があります。樹種は分かりませんが、船の甲板のように厚く重厚な板張りだと感じました。

古い木って、なんでこんなに味わい深いのでしょう?

 

 教室を出て、少し進むと何やら私をじっと見つめる視線を感じます。

あ、校長先生だ!!

「校長先生、こんにちは~!」

気を付けして、元気よく挨拶しました。

先生はそんな私を、威厳のある顔ながら優しい表情でニコニコ見守ってくれています。

私は誰にでも元気よく挨拶する、明るく健やかな小学生であったことは言うまでもありません。

 2階と、3階は当時の生活を学ぶことが出来る、資料館のような場所でした。

当時の子供が遊んだであろう、けん玉や、パチンコ、メンコなどが展示されています。

自分は小学校低学年位の時に、メンコで遊んでたことがあります。

今では考えられないですが、当時は駄菓子屋に普通にメンコが売っていまして、何十枚と持っていた記憶があります。

友達とメンコで対決して、負けた方がメンコを取り上げられるという、勝負の厳しさを10歳までに学びました。

ここに展示されていたのは大正時代のメンコのようで、大変貴重な物だと思いますが、私が遊んでた頃のメンコにも久しぶりに再会したくなりました。再会しても決してメルカリには出展しません。多分・・・

 

 この写真の玩具はショーウィンドウの中なので触れませんが、実際に遊べるようになっている昔の玩具体験コーナーもあって、大人も子供も楽しめると思います。

もしメンコ対決に勝っても、借りものなので持ち去らないようにしましょう。

 

 へい いしらづめ・・・?

 

 「HEY!  ISHIRADUME!!」

思わず、欧米の方が誰かを呼んでるのかと思いましたが、「めづらしい いへ」の間違いでした。今とは読み方が逆なんですね。

・・・ええ、勿論知ってますとも。軽くボケてみました(^_-)-☆

 

 また、「幼年倶楽部」という幼年向けと思われる雑誌なのに、一見して難しそうな漢字全開の表紙タイトルに「読めるんかい!」とツッコミをいれながら展示品を堪能しました。

 

 あと、旧見附学校はもともと3階建てだったのを、明治16年に5階建てに増築したそうで、大変急な階段で最上階まで行けます。そこから見る磐田の景色も楽しみました。

 

 このように、身近に大変貴重な木造建築物がありますので、皆さんもよかったら是非一度訪れてみて下さい!

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