城郭散策
遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます!
東店設計の和久田です。
本年もよろしくお願い致します。
毎年恒例ですが、今年も元旦に舞阪の表浜に初日の出を見に行ってきました。
朝6時過ぎの身を切るような寒さにもかかわらず大勢の人が集まり、
厳かな雰囲気の中、初日の出に歓声が沸いていました。
今年も皆様にとって良き年で有りますように!
さて、少し建築の話ですが、昨年小田原城の見学に行ってきました。
現在の城郭自体は昭和に入ってから再建されたものですが、
正面入口から馬出門、住吉橋、銅門を経て天守閣までのアプローチは変化に富み、
瓦屋根、漆喰壁、石垣のコントラストが美しく、
繊細かつ大胆なデザインには目を見張るものがあります。
<住吉橋>
<銅門>
<天守閣>
城郭に限らず古い民家の街並みを散策すると気持ちが安らぎ、
日本人としてのアイデンティティを今更ながら感じます。
日本には建築に限らず、古来から育まれた食文化、着物文化等世界に誇れるものが数多くあります。
しかし、先人の美意識が現代のわれわれに受け継がれているのかは大きな疑問です。
昨今の何でもありのデザインは美意識の欠如と感じられてなりませんが、どうでしょうか。
今後正しく日本文化を継承して、未来に繋げていくことは多少なりとも建築かかわっている我々の責務だと思われます。
一件の住宅が建つことにより、少しでもその地域の街並みが良い方向に向かってくれれば幸いです。