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コラム column

【坪単価の罠?】住宅会社の正しい価格の比べ方!

皆様、こんにちは。

浜松市、豊橋市、静岡市を中心に、建築士とつくる地震に強い注文住宅のご提案をしている幸和ハウジングです。

 

今回は、家づくりの最重要ポイントのお金についてです。

 

住宅会社を色々と回って、金額を比べている方

見積りを出してもらったが、安すぎて逆に不安になっている方

各社見積りを出してもらったが、どの金額を比べたらいいのか分からない方

 

実は、こんな方多いんではないでしょうか?

 

皆さんもある程度しっかりとした知識を入れておかないと、ご契約後に思いもよらない費用がかかってしまったり、自分たちの要望を削る必要が出てきてしまったりと家づくりがどんどんコンパクトになってしまう可能性があります。

 

そんな方が少しでも減るように、このコラムではアドバイスが出来ればと思います。

 

 

目次
 
 

 

坪単価とは

そもそも「坪単価」とはなんなのかというと、建物価格を延床面積で割った数値のことを言います。

1坪あたりの金額を出すことで、各住宅会社のおおよその価格帯を比べることが出来るという訳です。

 

【A社】 建物価格 3,000万円÷延床面積 35坪=坪単価 85.71万円                      
【B社】 建物価格 2,500万円÷延床面積 32坪=坪単価 78.12万円    
【C社】 建物価格 4,500万円÷延床面積 42坪=坪単価 107.14万円

 

よくやってしまいがちなのが、このように比較をして坪単価はB社が一番安いから、B社に決めてしまう。

またはC社は高いから検討候補から外してしまう。というパターンです。

 

これ実は、結構キケンです・・・。

 

坪単価のカラクリをご説明していきます。

 

 

坪単価で比べてはいけない理由
 
□ 建物価格のワナ
 
そもそものお話になりますが、先ほど例に出した建物価格ってどこまでの費用を含んだ価格なのか皆さんご存じですか?
 
実は、建物価格にどこまでの費用を含むかは、各住宅会社で大きく差があります。
つまり、決まりはないんです。
 
これが単純に坪単価だけで決めてはいけない大きな理由です。
 
よくあるケースでいくと、
①屋外給排水工事費用
②ガス工事費用
③各種申請費用
④カーテン、照明器具費用
⑤テレビアンテナ工事費用
 
このあたりの費用を建物価格に含めるかどうかは住宅会社によって結構差がありますので、チェックが必要です。
もちろん全部含めている会社さんのほうが建物価格は高くなるので、坪単価も高く見えてしまいます。
このあたりの費用を建物価格ではなく、諸経費で計上している会社さんは逆に坪単価を安く見せることが出来ます。
 
□ 延床面積のワナ
また、先ほど例に出した延床面積のお話ですが、坪単価に限った話でいえば延床面積が小さいほうが、坪単価は割高になってきます。
 
例えば、30坪で3,000万円の住宅があったとして、これを15坪まで坪数を減らしたとしても単純に1,500万円にはなりません。これには、坪数関係なく共通で費用が掛かってくるモノがあるからです。
代表的なモノでいうとお風呂やキッチン、トイレ、洗面化粧台などの住宅設備機器です。
坪数を半分にしたからといって、お風呂やキッチンを半分にはできませんよね?
こういった理由から、延床面積が小さい住宅ほど、坪単価が高くなってしまうという訳です。
 
また、いまは延床面積で話を進めていますが、施工面積で坪単価を出す会社さんもあります。
実は、延床面積には、玄関ポーチや吹抜けなどの面積が含まれておりません。
そういった面積もひっくるめた建物面積を施工面積と言います。
もちろん延床面積よりも施工面積のほうが大きくなりますので、施工面積で坪単価を出した方が、
安く見せることが出来ます。
 
色々と小難しいお話をしましたが、要するに坪単価の出し方には明確なルールが無いため、
住宅会社さんや担当者さんのさじ加減で、坪単価はある程度操作できてしまうのです。
 
そうなると坪単価で比べる意味ってあまりないと思いませんか?
 

 

家づくりにかかる費用
 
家づくりにかかる費用は、大きく分けると、
①土地 ②建物 ③諸経費 この3つに分類されます。
 
上記の円グラフは、4,800万円の家づくりをされる方のモデルケースになります。
(土地:1,500万円、建物:2,800万円、諸経費:500万円)
 
もう1つグラフを作ってみました。
(土地:1,500万円、建物:2,600万円、諸経費:700万円)
 
最初のグラフと比べると建物の金額が200万円分減って、諸経費が200万円増えていますね。
 
これって実は、屋外給排水や申請費用等の費用を建物に入れているか、諸経費に入れているかだけの違いなんです。
皆さんが支払う総額はどっちも変わりません。
 
でも、建物の坪単価は・・・?
 

 

正しい比べ方はコレ!
 
 
□ 総額で比べる
先ほど、ご説明したように、土地費用、建物費用、諸経費全部ひっくるめた総額で比較をしましょう。
それが一番シンプルで分かりやすいです。
総額の概算資金計画書を各社提出してもらいましょう。
諸経費もどこまで予算を見てくれているのか、各社比べてみることが大事です。
親切でない会社さんは、安く見せる為に、諸経費から色々と費用が抜けていることがあるので要注意です。
資金計画書から費用を抜いたところで、かかるものはかかります。
「実はこんな費用が・・・」って後から請求されても困ってしまいますよね。
 
□ 仕様をチェック
各住宅会社で住宅の仕様やスペックが違うので、それも考慮したうえで比較をしましょう。
性能値が高くなればそれだけ費用も上がりますし、使っている外壁材やサッシ、住宅設備機器などによっても価格は変わってきます。
できれば各社同じ仕様に揃えて比較をしたいところですが、それは難しいので各社の仕様をチェックしたうえで、コストパフォーマンスが高そうだなと思うところを選ぶのが良いかと思います。
 

 

まとめ
家づくりには、建物費用だけでなく様々な費用が絡んできます。
おおよその価格帯をつかむのに坪単価で比べるのは、全然オッケーだと思います。
ただ、それだけが判断材料になってしまうのは絶対にNGです。
 
シンプルに、ご希望のご予算の中でその住宅会社ができる最大限の提案をしてもらう。
そこに坪単価という要素は必要ないと個人的には思います。
 
資金計画は、家づくりにおける最重要事項です。
 
坪単価という概念にとらわれずに、是非、総額で比べてみてください。
 
あとは、信頼できる営業担当と一緒に資金計画を組み立てていくこともとても重要です。
 
このコラムが、皆様の資金計画の少しでもヒントになれば幸いです。
 
 
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