fbpx
コラム column

【浜松市】その土地大丈夫?”液状化現象”とは・・・

皆様、こんにちは。

浜松市、磐田市、袋井市、藤枝市、静岡市を中心に、建築士とつくる地震に強い注文住宅のご提案をしている幸和ハウジングです。

 

皆さん、土地探しをする際、土地の「立地」や「敷地の広さ」などを気にかけて探す人は多いかもしれませんが、「地盤」のことまで気にされている方はどれくらいいるのでしょうか?

 

昨今の日本の自然災害の多さを考えると、実は「地盤」の状態、安全性というのは、家づくりをするにあたってかなり重要なポイントになってくると個人的には思います。

今回は、地震時に発生する「液状化現象」にフォーカスを当てて、「地盤」について少し考察していきたいと思います

 

目次

 

 

① 地面が液体に?液状化とは・・・

皆さん『液状化』というワードは何となく耳にしたことがあるかもしれませんが、実際どんな状態のことを言うのでしょうか?

液状化とは、地震の揺れによってに、地面がドロドロとした液体状になってしまう現象のことを言います。特に、砂が多く、地下水の多い柔らかい地盤で起こりやすく、東日本大震災や能登半島地震の際にも、多くの被害が報告されました

※画像引用:国土交通省HP

通常、地面の中の砂粒同士はしっかりと支え合って安定していますが、強い揺れによってその間にある水が圧力を持ち、砂粒の力関係が崩れてしまいます。その結果、地面が一時的に液体のような状態になり、建物や道路が沈んだり、傾いたりしてしまうのです。

 

 

② その土地大丈夫?液状化しやすいエリアとは・・・

実は、液状化には「起こりやすい場所の特徴」があります。

代表例を挙げますと、

■ 埋立地

 

■ 過去に沼や河だった場所

 

■ 大きな河川の近く

 

■ 過去に液状化した場所

 

このような場所が液状化しやすいと言われています。

 

上記のような場所は、比較的地下水位が高く、締め固まっていない砂地盤であることが特徴です。

強く継続的な地震の揺れによって、①でご紹介したような液状化が引き起こされます。

 

※画像引用:浜松市防災マップ

 

上記画像は、浜松市の防災マップ(ハザードマップ)を切り抜いたものになります。

マップ上、赤くマークされているエリアがいわゆる液状化の可能性が高いエリアになります。

 

ぱっと見る限りでも、遠州灘沿いのエリアは真っ赤になっており、液状化のリスクが高そうだということが見て取れます。

また、志都呂から雄踏方面にかけての新川沿いのエリアも、埋立地が多く、液状化のリスクが高そうです。

 

他にも赤くなっているエリアはいくつも点在していますので、家づくりの前には、必ず防災マップをご自身の目でご確認頂きたいなと思います。

 

▼ハザードマップから見る水害リスクをまとめたコラムも執筆しております。ご興味ありましたらご覧ください。

【ハザードマップから見る】浜松市で水害に強いエリアと家づくりのコツ

 

 

③ 液状化がもたらす『住宅』へのダメージとは

液状化が起こると、住宅にはどんな影響があるのでしょうか?
 
一番懸念しなければいけないのが、液状化により「建物が傾く」ことです。
場合によっては、住宅の修繕や地盤の改良に莫大な費用がかかってしまうケースもあります。
 
仮に住み続けることができる状態だったとしても、以下のようなデメリットが起こる可能性があります。
・ドアや窓の建付けが悪くなる。
・水勾配が変わり、排水の流れが悪くなる。
・耐震性の低下
・平衡感覚が狂い、体調が合悪くなる。
 
また地中に埋められているガス管や水道管が破損し、ライフラインがしばらくの間機能しなくなる可能性もあります。
 

 

④ 液状化の対策方法

自然災害ですので、完全に防ぐことはできませんが、リスクを軽減させることは可能です。

 

まず大前提として、液状化リスクの低い土地を選ぶということがとても大事になってきます。

②でご紹介したような、防災マップなどを確認し、極力リスクの低い土地を選びましょう。

 

また、地盤調査の結果をしっかりと確認することもとても大事です。

平成12年より新築工事前の地盤調査が義務化されておりますので、そこは皆さんご安心頂ければと思いますが、調査の結果次第では、地盤改良を行う必要が出てきます。

 

調査の結果、万が一、液状化のリスクが高いエリアだったとしても、地盤の改良を行うことで、建物の安全性を担保することができます。

地盤改良自体、工法にもよりますが100万円単位で費用がかかってきます。これからの生活の安心を買うと思えば必要経費として割り切れると思いますが、費用としてはなかなか大きなものなので、家づくりの資金計画の中には事前にしっかりと盛り込んでおきましょう。

 

 

⑤ 地盤保証は液状化もカバーされる?

④でお話しした、地盤調査(調査結果によっては地盤改良)を行うと、地盤調査会社による『地盤保証』が受けられます。

もし、液状化が起こり建物に損傷があった場合、この『地盤保証』は適用されるのでしょうか?

 

これは、会社毎の保証内容により変わってくる為、明言することは出来ませんが、液状化による建物の損傷や傾きは『保証対象外』となるケースがほとんどみたいです。

 

地盤保証は主に、『不同沈下』した場合の保証制度となっていて、液状化は地震に起因する現象の為、免責事項とされるケースが多いみたいです。

 

液状化が心配な方は、『地震保険』への加入をお勧めします。

地震保険では、液状化による建物の傾きや沈下具合に応じた保険金額が補償されます。※補償外のケースもあるかもしれませんので、詳細は必ず保険会社様にご確認ください。

 

 

 

⑥ まとめ

今回は『液状化』についてフォーカスを当て、考察をしてみました。

こんな時代ですので、建物の構造の強さや安全性については、どの住宅会社さんもこだわっていますし、

知識やこだわりを持ったお客様も大変増えているかと思います。

ただ、建物だけではなく、それを支える『地盤』についてもあらためて関心を持ってもいいのではないかと感じました。

今まで起こった震災で『液状化』の被害に見舞われた方も多くいらっしゃいます。

まだローンの返済が残っているのに、液状化により今まで通り住むことが難しくなってしまった方のニュースも拝見しました。

リスクを防ぐことはできませんが、軽減させることは出来ます。

まずは防災マップを見ることから始めてみませんか?

 

今回の記事が、皆様の今後の家づくりの参考になれば幸いです。

 

 

 
幸和ハウジングでは家づくりを応援するキャンペーンやイベントを随時実施中!

幸和ハウジングは、2023年に創業50周年を迎えました。

浜松市、磐田市、袋井市、静岡市、藤枝市など静岡県内を中心に、新築の注文住宅から、リフォームまで幅広く承っております。

 

子育て世帯や、家事や育児に頑張る奥様を全力応援するべく、家事ラク導線やタイパを意識した間取りを

自社設計士がご提案させて頂きます。

 

平屋や屋上庭園、ガレージハウス、SE構法などの実績も豊富で、

モデルハウスや実際に建てられたお客様の施工例写真もHPよりご確認頂けます。

 

イベントやキャンペーン、完成見学会なども随時実施中です。

是非お気軽にご来場ください。

 

▶イベント情報はこちら

 

▶施工例写真はこちら

 

▶リフォーム専用ページはこちら

 

▶SE構法専用ページはこちら

 

 

この記事の制作者
 

■浜松・静岡・愛知エリアにて注文住宅事業を展開し、2023年に創業50周年を迎えた住宅会社。累計棟数約4000棟の家づくりのお手伝いをさせて頂き、ハウスオブザイヤーインエナジー優秀賞10年連続受賞。

■有名建築家「谷尻誠」氏や「藤原徹平」氏と共同プロジェクトを組み、モデルハウス建築の実績あり。

 

Wrlter:広報担当 中安祐大

 

お申込み apply

ご来場予約・資料請求はこちらから

店舗案内 shops