土地探しで絶対に注意すべきポイント5点
家づくりにおいて、とても重要なポイントでもある土地探し。
ご実家の建て替えや土地を譲り受ける方以外は、必ず越えなければならないハードルです。
決して安い買い物ではありませんので、絶対に失敗したくありませんよね。
今回のコラムでは、いま土地探しをされている方、これから土地探しをされる方に
気を付けて頂きたいポイントを5つにまとめましたので、参考にして頂ければ幸いです。
土地・建物・資金です。
そもそも家づくりに自分たちがいくら費用をかけることができるのか。
家づくりには、どんな費用がいくらくらいかかるのか。
これを把握したうえで、土地に充てられる費用を決める必要があります。
営業マンや不動産屋さんに煽られて、土地だけ先行して決めてしまった結果、
諸経費や建物に思ったより費用がかかってしまい、想定予算をオーバーしてしまったり、
希望よりも建物を小さくしなければいけなくなったりと、土地が決まってしまっている分、
建物金額で調整をしなければならなくなります。
そうなると住宅会社の選択肢も狭まってしまいますし、理想の家づくりからは、少し遠のいてしまうかもしれません。
家づくりにかけられる予算に余裕のある方は、まったく問題ありませんが、皆が皆そうではないと思います。
資金計画をまず行い、土地にかけれれる予算を決めてから土地探しをしましょう!
そのほうが、意外と迷いがなくなって土地探しがスムーズに進むかもしれません。
それは、住宅ローンの準備です。

市街化区域と記載があれば、問題ありません。
これが市街化調整区域となると、色々と条件を満たさないと建てることが出来ないので、
少し注意が必要です。
調整区域での建築方法もコラムに記載がありますので、良かったらご覧になってみてください。
これも土地情報を見るうえで、非常に重要なポイントになります。
赤枠で囲った部分、「設備」の情報です。
ここでいう設備とは、電気、ガス、上下水などのライフラインを指します。
ライフラインが揃っていないと日常生活がままならないですからね。
とても重要なポイントです。
電気・ガス・水道すべて問題なく揃っているのが大前提ですが、
注意点としては、ガスと下水に関しては、2つの種類があるということです。
□ 都市ガスとLPガス
敷地前面道路に都市ガスの本菅が通っていれば、都市ガスを使うことが出来ます。
もし通っていない場合は、LPガスを使うことになります。
都市ガスを使う場合は、敷地内への引き込みの費用がかかってきます。
LPガスの場合は、ガスボンベを敷地内に設置しそこからガスを使うことになるのですが、
基本的には、ガス会社さんと無償貸与の契約を結ぶことで、無償で取り付けまで行ってくれます。
オール電化を採用される方は、ガスを使わなくても良いので関係のない話になってきますね。
□ 下水と浄化槽
これも前面道路に下水の本管が通っているかによって変わってきます。
本管がきていれば、下水道を使えます。来ていなければ、敷地内に浄化槽を設置する必要があります。
状況によっては、近くの道路に下水の本管通っていれば、そこから前面道路までその本管を延長するという方法もあります。
前面道路に下水の本管が来ていれば、敷地内への引き込みは公費で行うことが出来るので、引き込みの費用はかかりません。浄化槽設置や本管延長の場合は費用がかかってしまうので、注意が必要です。
このあたりの費用は、土地の価格には含まれていないことが多いです。
ほとんど費用のかからない土地もあれば、何百万と費用がかかる土地もあります。
後から後悔しない為にも、土地契約の前までにある程度調査をしておくことをおすすめします。
先ほどお話ししたライフラインの状況や、敷地の状態などは、物件シートを眺めているだけでは、
分からないことも多くて、実際に現地を確認することで分かることが結構あります。
状況によっては、かなり費用がかかる場合があるので、注意が必要です。
土地を見ずに契約をしてしまうという方もいらっしゃるみたいですが、絶対に見に行きましょう。
何か気づくことがあるはずです。
もしこれを機に土地を見に行こうと思って下さった方へ、土地を見に行った際のチェックポイントを簡単にお伝えさせて頂きます。
【電気】
□ 敷地の前に電線や電柱が来ているか?
周りに住宅が建っているエリアであれば、基本的にはあります。もしない場合は、新たに電柱を設置する必要があります。電力会社さんが負担して施工してくれる場合もありますが、実費がかかってしまうこともあります。電力会社さんに一度相談をしてみましょう。
【水道】
□ 敷地内に引き込みがあるか?
敷地内に既に水道管が引き込まれていることがあります。
この青い蓋が、敷地内に入っていれば、水道管が敷地内に引き込みされている証拠です。
道路から新たに引き込む必要がなくなるので、その分の費用が浮きます。
ただ引き込まれている水道管が古い場合は、交換等の費用がかかりますが、新規で引き込むよりは
よっぽど安く済みます。
【下水道】
□ 前面道路にマンホールがあるか?
下水道が使えるかどうかは、敷地の前面道路にマンホールがあるかでだいたい確認できます。
マンホールは、下水道本管の点検や清掃を行う為の入り口です。したがって本管が通っている道路には、
ほとんどマンホールがあります。
下水が使えれば浄化槽の設置の必要がなくなりますので、その分の費用が浮いてきます。
【造成】
□ 道路と敷地で高低差がどれくらいあるか?
敷地が道路より低くなっている場合、盛り土といって土を入れて道路より高くしてあげる必要があります。
逆に道路よりもかなら高くなっている場合、土を減らすか、強度の高い擁壁を作って土がこぼれないようにする必要があります。
費用をなるべくかけたくない場合は、道路と敷地でなるべく高低差のない土地を選びましょう!
幸和ハウジングは、2023年に創業50周年を迎えました。
浜松市、静岡市、藤枝市、豊橋市など静岡県内や三河エリアを中心に、新築の注文住宅から、リフォームまで幅広く承っております。
子育て世帯や、家事や育児に頑張る奥様を全力応援するべく、家事ラク導線やタイパを意識した間取りを
自社設計士がご提案させて頂きます。
平屋や屋上庭園、ガレージハウス、SE構法などの実績も豊富で、
モデルハウスや実際に建てられたお客様の施工例写真もHPよりご確認頂けます。
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■ 浜松・静岡・愛知エリアにて注文住宅事業を展開し、2023年に創業50周年を 迎える住宅会社。累計棟数約4000棟の家づくりのお手伝いをさせて頂き、 ハウスオブザイヤーインエナジー優秀賞9年連続受賞。 ■ 有名建築家『谷尻 誠』氏や『藤原 徹平』氏と共同プロジェクトを組み、 モデルハウス建築の実績あり。 文章:中安 祐大