2020.07.13 家づくり役立ち情報豊橋店
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新築を考える際、家といえば二階建てが一般的ですよね。
しかし、近年平屋を建てる方が全国的にとても増えています。
なぜでしょうか?今回は知っていそうで知らない?
「平屋」のメリットとデメリットを考えてみましょう。
読んで字のごとく。平屋とは平らな家、つまり一階建ての家です。
二階建ての住宅とはことなり背が低く、とても美しいフォルムに。
日本古来から伝わる贅沢な建築ともいえます。
それでは実際に平屋を建てるとなぜいいのか?
メリットを考えていきましょう。
メリットは多くありますが、その中でも圧倒的に一番のメリットといえます。
ワンフロアで生活ができる為、将来的に足腰が不安になっても生活に困ることがありません。
また階段等のデットスペースが不要となり省スペースで間取りが設計できます。
家族みんなの距離が近く、常に家族の気配を感じて過ごすことができます。
二階建てでは通常使えない屋根勾配面(屋根裏、小屋裏とも言われ、使っていないデッドスペース)を利用し天井高をあげた設計が(勾配天井)が可能に。
またロフトや小屋裏収納など、デッドスペースの有効活用が可能となります。
屋根面積が増えるということは使える屋根が増えるということです。
ソーラーパネルの売電単価は毎年下落していますが、通常よりも多くの容量を設置できることにより、
ソーラーパネルのメリットを最大限享受することが可能。
二階建ての家に比べると耐震性が大変安定します。
自由度が高いと言われている木造軸組工法であっても制約がかかってしまいます。
平屋ならリビングを開放的な空間にできたり、二階建てでは難しい間取りにできるという嬉しいメリットがあります。
平屋を建てるメリットは大きく分けると以上の5つです。
詳しくまとめた記事がありますのでぜひこちらもご覧ください。
それでは逆に平屋を建てる上でデメリットになることをあげていきます。
平屋建てでは本来二階にあるボリュームが全て一階に来るため、
基礎の面積と屋根の面積が増えてしまい割高になってしまう事が多くなります。
しかし階段がなくなる分や通路をある程度カットできればその限りではないでしょう。
35坪の二階建てが30坪の平屋で済めば金額が一緒という事が起こりえます。
これが一番ネックになる問題です。
土地の大きさはどうしても制限がある為、物理的に難しいという問題が出てきます。
新たに土地の購入から検討される方は、広い土地の購入が前提となりますのでバランスを考えて平屋にするかどうかを検討しましょう。
平屋ではどうしても一階フロアに全ての部屋が来るため音の問題や、プライベートが確保しにくいといわれています。
間取りである程度は確保できるとは思いますが、効率的な間取りにすると少なからずプライバシーは損なわれてしまうかもしれませんね。
全ての部屋が一階に来るという事はそれだけ多く窓がつき、死角になる窓が多く存在することになります。
防犯対策でスリット窓を多用するなどして、そもそも物理的に体が入らない窓にしてしまえば解決できそうですね。
南側の日当たりの良い場所には必ずLDKが配置されるはずです。
そうなると寝室や居室はどうしても日当たりの悪い場所になりがち。
しかし設計力次第では坪庭を設けるなどして光を入れる工夫が可能です。
平屋こそ設計士の腕が試されるところですね。
以上、いかがだったでしょうか?
デメリットの多くは設計力や工夫次第で解決できそうです。
二階建てを考える際にも最終的には二階は使わなくなる前提で間取りを考える方も多くいらっしゃいます。
バルコニーなど余分なスペースを排除し
いかに一階に比重をかけるかがポイントになりそうです。
こちらの関連記事も是非ご参考下さい。
家づくりで失敗しない為に気を付ける事5選!その1 ーバルコニーは不要!?-
平屋にはメリット、デメリットがあることをお分かりいただけたでしょうか。
両方を考えた上でそれでも平屋を選ばれる方が増えている、ということですね。
お客様のイメージにあった家はどんな家ですか?
上記を考えた上で、ご自身のライフスタイルに合ったお住まいをお考えいただけたらと思います。
皆様に参考にしていただけるように弊社のホームページ内で平屋の施工例を多数掲載中です。
浜松市、豊橋市、豊川市、袋井市、藤枝市から静岡市まで
愛知県西部から静岡県東部までの幅広く建築をさせていただいております。
平屋をお考えになる際は、ぜひ気軽にご相談ください。