「どのエアコン買えばいい?」 〜快適な暮らしのヒント〜

皆様、こんにちは。
浜松市、磐田市、袋井市、藤枝市、静岡市を中心に、建築士とつくる地震に強い注文住宅のご提案をしている幸和ハウジングです。
家づくりを検討されている皆さん、理想の住まいを想像する中で、デザインや間取り、設備など、考えることはたくさんありますよね。でも、ちょっと待ってください!入居後の生活で意外と負担になるのが「エアコン掃除」。高額な買い物だからこそ、失敗したくないと誰もが願うはずです。今回は、家づくりとエアコン掃除の切っても切れない関係について、具体的な解決策とともにお話ししましょう。
目次
① エアコン掃除はなぜ大変?放置するとどうなる?
エアコンは、室内の空気を吸い込み、設定した温度に調整して再び送り出す家電です。
この空気の循環プロセスで、室内のホコリ、花粉、ペットの毛などがフィルターに付着します。
さらに、冷房使用時には内部で結露が発生し、湿気がこもるため、カビが非常に繁殖しやすい環境になります。
定期的な掃除を怠ると、以下のような問題が発生します。
■ 効きが悪くなる・電気代が高くなる:フィルターや内部にホコリやカビが溜まると、空気の通り道がふさがれ、効率的な運転ができなくなります。設定温度に到達するまでに余計なエネルギーが必要となり、結果的に電気代が高くついてしまうのです。
■ 嫌な臭いが発生する:内部に繁殖したカビや雑菌が、送風とともに室内にまき散らされ、酸っぱいような、あるいはカビ臭い不快な臭いを放ちます。
■ アレルギーの原因になる:カビの胞子やホコリが室内に放出されることで、アレルギー症状や喘息を引き起こす原因となる可能性があります。特に小さなお子さんやアレルギー体質の方がいるご家庭では、深刻な問題になりかねません。
■ 故障のリスクが高まる:汚れが蓄積すると、部品への負担が増え、故障の原因となることもあります。最悪の場合、エアコンそのものの寿命を縮めてしまうことにもつながりかねません。

このように、エアコン掃除は単なる美観の問題だけでなく、健康、経済性、そして家電製品の寿命にも直結する重要なメンテナンスなのです。しかし、高所に設置されていることが多く、内部の構造も複雑なため、自分で隅々まで掃除するのは一苦労。つい見て見ぬふりをしてしまう気持ちもよくわかります。
② 家づくりで「掃除が楽なエアコン」を選ぶという視点
エアコンは一度設置すると、数年から十数年使い続けるものですから、購入時に掃除のしやすさを考慮することは非常に重要です。
最近のエアコンには、掃除の手間を軽減する機能が多数搭載されています。
■ フィルター自動お掃除機能:これは、フィルターに付着したホコリを自動で除去してくれる機能です。完全に手入れが不要になるわけではありませんが、日常的なフィルター掃除の頻度を大幅に減らすことができます。お掃除ロボットがダストボックスにホコリを集めるタイプであれば、数ヶ月に一度ダストボックスのゴミを捨てるだけで済みます。
■ 内部クリーン機能・防カビ機能:運転停止後にエアコン内部を乾燥させたり、熱交換器の表面に防カビ加工を施したりすることで、カビの発生を抑制します。
■ お手入れしやすい構造:ルーバー(風向きを変える羽)が簡単に取り外せる機種や、フィルターが引き出しやすい位置にある機種など、ご自身でのお手入れがしやすいように工夫されているモデルも増えています。購入前に実際に触れてみたり、説明書を確認したりして、分解や清掃の手順が複雑すぎないかを確認するのも良いでしょう。
これらの機能を上手に活用することで、ご自身でのエアコン掃除の負担を大幅に軽減し、常に清潔で快適な空気を保つことができます。
③ エアコンの台数を減らす「高気密住宅」という選択

「掃除を減らしたいなら、エアコンの台数を減らせばいいじゃないか!」
全くその通りです。しかし、そのためには家の「性能」が重要になります。
夏の暑さや冬の寒さが厳しい日本では、各部屋にエアコンを設置するのが当たり前と思われがちです。しかし、近年注目されているのが「高気密・高断熱住宅」です。これは、壁や窓、床下などからの熱の出入りを極力抑え、家の隙間をなくすことで、外気温の影響を受けにくい家を指します。
高気密・高断熱住宅の最大のメリットは、家全体を少ないエネルギーで快適な室温に保てることです。例えば、リビングのエアコン1台で家全体が快適に過ごせるような間取りや設計も夢ではありません。エアコンの台数が少なければ、それだけ掃除の手間も減り、ランニングコストである電気代の節約にもつながります。
初期費用は一般的な住宅よりもかかる傾向がありますが、長期的に見れば、冷暖房費の削減、快適性の向上、そして健康維持といった多くのメリットを享受できます。
④ 間取りとエアコンの効きを最大化するポイント

高気密・高断熱住宅でエアコンの台数を減らすためには、間取りとエアコンの設置場所が非常に重要になります。
1. 吹き抜けやリビング階段のある家
近年人気の吹き抜けやリビング階段は、開放感があり、家族とのコミュニケーションも取りやすい魅力的な間取りです。しかし、一方で「冷暖房が効きにくいのでは?」と心配される方も少なくありません。
高気密・高断熱の家であれば、吹き抜けやリビング階段があっても、適切なエアコン計画で家全体を快適に保つことが可能です。ポイントは、空気の循環を考慮したエアコンの設置です。
■ 吹き抜け:吹き抜けのある空間では、暖気は上昇し、冷気は下降するという空気の性質を利用します。
■ 冷房時:吹き抜け上部にエアコンを設置することで、冷気が自然と下降し、家全体を効率よく冷やすことができます。
■ 暖房時:吹き抜け下部にエアコンを設置し、シーリングファンなどを併用して空気を循環させることで、暖気を家全体に行き渡らせることができます。
2. リビング階段の賢い使い方
リビング階段は開放感がある一方で、冬場は暖かい空気が2階へ逃げやすく、夏場は冷気が1階に溜まりにくいというデメリットもあります。そこで役立つのが、ちょっとした工夫です。
■ ロールスクリーンやアコーディオンカーテンの設置: 階段の入り口や途中にロールスクリーンやアコーディオンカーテンを設置することで、必要な時に空間を仕切ることができます。来客時や冷暖房を使う時間帯だけ閉めておくことで、空気を閉じ込め、冷暖房効率を格段に高めることが可能です。デザイン性の高いものを選べば、インテリアのアクセントにもなります。
■ 引き戸やガラス戸で間仕切り: よりしっかりとした間仕切りを設けたい場合は、引き戸やガラス戸を採用することも有効です。完全に空間を閉じつつも、圧迫感を軽減し、光を取り入れることができます。
これらの工夫は、冷暖房効率を高めるだけでなく、来客時にリビングと個室空間を分けたい場合など、プライバシーの確保にも役立ちます。
3. エアコンの設置場所の基本
エアコンは、効率的に部屋全体を冷暖房するために、以下の点に注意して設置しましょう。
■ 風の通り道を確保: エアコンの送風口の前に家具などを置かないようにし、風の通り道を確保することが重要です。
■ 室外機との距離: 室外機と室内機はできるだけ近い場所に設置することで、配管が短くなり、冷暖房効率が向上し、設置費用も抑えられます。
■ 直射日光を避ける: 室外機が直射日光に当たると、効率が低下することがあります。日陰になる場所に設置するか、室外機カバーなどを利用するのも有効です。
⑤ 知っておきたい!エアコンの省エネ性能「い」「ろ」「は」…
エアコン選びの際、カタログや店頭で「省エネ基準達成率」や「多段階評価(い・ろ・は)」といった表示を目にしたことはありませんか?これは、エアコンの省エネ性能を示す指標です。
■ 多段階評価(い・ろ・は): これは、省エネ性能をわかりやすく示すための記号で、「い」が最も省エネ性能が高く、次いで「ろ」「は」と続きます。つまり、「い」のエアコンは、電気代を最も抑えられる高性能モデルであると言えます。
■ 省エネ基準達成率: これは、国が定めた省エネ基準をどの程度達成しているかを示すパーセンテージです。100%を超えているほど省エネ性能が高いことを意味します。
もちろん、省エネ性能が高いほど本体価格も高くなる傾向がありますが、これも長期的な視点で考えることが大切です。高性能なエアコンは初期費用がかかるものの、毎月の電気代を大きく削減できるため、数年で初期投資分を回収できるケースも少なくありません。家全体の省エネ性を高める上で、エアコン選びは非常に重要な要素となるのです。
⑥ プロに任せるのも賢い選択!
いくら高気密住宅で台数が少なく、掃除しやすいエアコンを選んだとしても、やはり内部の徹底的な洗浄はプロに任せるのが安心です。特に日本の気候は高温多湿なため、エアコン内部にカビが発生しやすい環境です。
▼ プロのエアコンクリーニングのメリット
■ 徹底的な洗浄: 専用の高圧洗浄機や洗剤を使用し、ご自身では手の届かない内部の奥深くの汚れやカビまで徹底的に除去してくれます。
■ 分解洗浄: 機種によっては、カバーだけでなくファンや熱交換器の一部を分解して洗浄してくれるため、より高い洗浄効果が期待できます。
■ エアコンの寿命を延ばす: 定期的なプロのメンテナンスは、エアコンの性能を維持し、故障のリスクを低減させることにつながります。
■ 清潔な空気を維持: プロのクリーニング後は、嫌な臭いがなくなり、エアコンから吹き出す空気が驚くほどきれいになります。
年に2回、冷房を使い始める前の春先(4月〜5月頃)と、暖房を使い始める前の秋口(9月〜10月頃)に、プロのエアコンクリーニング業者に依頼するのも一つの賢い方法です。費用はかかりますが、エアコンの効きが良くなることによる電気代の削減、清潔な空気による健康維持、そして何よりも面倒な掃除から解放される精神的なメリットは大きいでしょう。
⑦ まとめ
家づくりは、住んでからの暮らしを想像しながら進めることが大切です。エアコン掃除という意外な視点から、掃除が楽なエアコン選び、高気密住宅のメリット、間取りとエアコンの配置、そしてプロの活用までお話ししました。
これらのヒントが、皆さんの理想の家づくりに役立てば幸いです。快適な住まいで、心地よい毎日を過ごしてくださいね。
幸和ハウジングは、2023年に創業50周年を迎えました。

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■浜松・静岡・愛知エリアにて注文住宅事業を展開し、2023年に創業50周年を迎えた住宅会社。累計棟数約4000棟の家づくりのお手伝いをさせて頂き、ハウスオブザイヤーインエナジー優秀賞10年連続受賞。 ■有名建築家「谷尻誠」氏や「藤原徹平」氏と共同プロジェクトを組み、モデルハウス建築の実績あり。
Writer:広報担当 中安祐大 |


