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冬はヒートショック に要注意!


12月に近づくにつれ、日ごとに寒さが増してきましたね。
日中と夜間の温度差も大きく、風邪に注意が必要です。
温度差といえば、最近暮らしの中で特に注意が必要なのが、「ヒートショック」
です。


ヒートショック とは、温度が急激に変化することで、身体がダメージを受けること。
消費者庁の調査によると、近年、入浴中に何らかのアクシデントで命を落とす人の数は
年間約1万9000人と推計されています。


特に、溺死者数のうち9割以上は65歳以上の高齢者で、冬のシーズンに増える傾向があります。


その原因として考えられるのが、入浴時の急激な寒暖差により、
血圧が大きく変動して心筋梗塞などを引き起こす
「ヒートショック」
なのです。


不思議なことに、高齢者の人口あたりの発生件数をみると、
47都道府県の中で北海道と沖縄県が最も頻度が低く、
他の45都府県よりも明らかにヒートショック の発生件数が少ないことが明らかになっています。
このことから、たとえ外の気温が低くても、住宅内の温度が適切に保たれていさえすれば、
ヒートショック の危険性は低くなることがわかります。
実際に、冬期の室温を県別に収集したデータによると、北海道と沖縄県が最も暖かいという結果が出ています。


ご家庭でヒートショックを防止するには様々な方法があります。


1  脱衣室や浴室を暖める
最近はユニットバスの機種の中には、浴室内だけでなく脱衣室も暖める機能がついているタイプがあります。
それ以外にも、何らかの方法で脱衣室や浴室を暖めましょう。
たとえば、シャワーで高い位置からバスタブにお湯をはると、浴室全体を温められます。


夕食前・日没前に入浴する
夕食を食べる前や日が暮れる前に入浴するのもおすすめです。
日中は夜に比べて外気温が高く、脱衣所や浴室がそれほど冷え込みません。
また、体の生理機能が高いうちに入浴することで、温度差に適応しやすくなります。


食事直後や飲酒時の入浴は控える
食後1時間以内や飲酒時は、血圧が下がりやすくなります。
特にご高齢の方は入浴を控えましょう。


湯温設定は41℃以下に!
お湯の温度設定を41℃以下にして暖めすぎないようにすると、急激な血圧の低下を防ぐことができます。



その他にもいろいろな方法が考えられますが、ヒートショック対策で最も有効なのは、
室内の温度差をなくすことです。


最近は、住まいの断熱性を高めたり、開口部に気密・断熱性能の高いサッシを用いたりすることで、
室内の温度差を少なくし、暖房効果の高い住まいを実現できます。


幸和ハウジングでは、そのために必要な性能を十分に備えた家づくりを行っていますので、
次回詳しくご説明します♪

 

(文・柴田 久美子)

 

 


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