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CASE.01
高床の家

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HAMAMATSU SHIMOISHIDA PROJECT

CONCEPT HOUSE

DESIGN

谷尻 誠 / 吉田 愛
SUPPOSE DESIGN OFFICE Co.,Ltd

建物が密集するまちの中で、外に向けて大きく窓をとる事が難しくなりつつある現代に、大きく窓を開け放てる住まいを提案します。
古来、湿度の高い日本の木造住宅に換気を目的として採用されている高床式の床下空間を、外部と内部をゆるやかに隔てる庭にみたてることで、外からの視線を気にすることなく、風の抜ける開放的な住まいが生まれます。
そこは高い壁によって手に入れるプライベート空間ではなく、たとえば田園風景の中にたたずみ、住まいの外部と内部が限りなく近かった時代のような、古き良き新しいまちの家となります。

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宙に浮いたLDK

高床式の庭に持ち上げられたLDKは、低く抑えられた天井高と空へと抜ける中庭の対比によって、開放的でありながら、落ち着ける空間となります。南北方向に延びる大きな窓により、柔らかい光が一日中空間をつつみこみ、人工の光に頼らない昔ながらの豊かな住空間をつくりだします。

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自然と家族に近い部屋

宙に浮いたLDKから上下にずらされたベッドルームは、庭や空を間近に感じられると共に、常に家族の気配を感じられる場所です。螺旋状につながる内部空間は、上へ進むにつれて明るさを増し、視線の先には、空へ広がる屋上テラスが現れます。同じ建物の中に、それぞれ違った景色や光を取り入れることで、広がりや奥行きを感じられる内部空間となります。

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