大先輩の家
浜松西店の「のずえ」です
過日、我が国の偉大な大先輩の家を見学して参りました。
その大先輩の家とはこちら ↓↓↓
そう、我が国が誇る世界遺産にも認定されている「白川郷」である。
数世紀にもわたり脈々と継承されてきた建築。
木造の建築に関わる者として足を運ばない訳にはいかないであろう。
築数百年を数える合掌造りは、未だ現役の住まいであるのだから恐れ入る。
勿論、定期的に手を入れているのだが、茅葺屋根の葺き替えには地域の方が協力し合って行うという。
山あいの地域で皆で協力して生きていく事がこの地域の方達には至極当たり前であり、何をするにも効率はどうか?コストはどうか?という考え方しか出来なくなりつつある自分の価値観を再考するきっかけとなった事は間違いない。
話が逸れてしまったが、日本の伝統建築には如何に四季に応じた暮らしをするのかのアイデアが満載である。
豪雪地帯であるが故の屋根形状、囲炉裏を使った暖の取り方、暑い夏には日射を遮蔽し、少しでも爽やかな風を取り込む工夫等々。
現代の我々も基本的な考え方は同様である。
出来るだけ機械に頼らずに、如何に自然の力を利用して快適な住まいを実現するか、設計段階で注力する事が必要だ。
さて、そんな住まいを実現するために今日ももう一頑張りしてみるか。