建物面積
1F床面積:72.87㎡(22.04坪)
2F 〃 :54.65㎡(16.53坪)
敷地面積
175.5㎡(53.09坪)
工法
木造在来軸組工法
工期
4ヶ月
シアトル系カフェ風デザインをベースに明るく一体感のある空間
全体の設計で重視した点は、「スタイリッシュだけど、ストレスのない生活動線で心地良く暮らせる空間」であること。
奥さまの主軸は、家事ラクな生活動線と家族の一体感を感じるあたたかさ。ご主人は、趣味や好きなものに囲まれた居心地の良さとかっこよさ。そして二人の息子さんたちは、大好きな電車に毎日会えること!
「幸和ハウジングさんだから全部叶えられたと思います。自分たちがイメージしているものを、妥協することなく、一つ一つ考え、提案してくれました。想像以上のデザインと住み心地に、本当の自由設計の家とか機能的だから美しいとか、そんな言葉を実感できた家づくりでした」
それぞれ違う想いを全部詰め込んだら、スタイリッシュでかっこいいけど、〝いつも一緒〟を感じられる家族の絆が深まる家になった。そんなお話をうかがうことができました。
一番長い時間過ごすLDKは開放感と仕切りがテーマ
「アイランドキッチンにしようか迷ったのですが、家事との境目をつけたいという希望と、開放感と一体感は捨てられないという気持ちをお伝えしました」
奥さまのイメージは、ダイニング、キッチン、リビングと小上がりの畳スペース、スタディスペースが、それぞれ独立しながらも一体となっているLDKというデザインで実現。
ポイントは、エリアによって変化させた仕切り。
キッチンは前面のみをオープンにしたカウンターキッチンで、畳スペースとの間だけ壁で仕切り、家事とくつろぎのスペースを完全に分けています。
そのほかは、〝やんわり仕切る〟手法を採用。
スタディスペースは、お勉強する子どもたちとキッチンに立つお母さんと顔が見えて会話できる高さの仕切り。玄関側はドアと高さを合わせた、パーティションスタイルで仕切って圧迫感を軽減。
フローリングのリビングと畳スペースは、小上がりで段差をつけて感覚的に仕切り。
「どこにいても、顔や姿が見える、声が聞こえて気配を感じることができます。それぞれの空間にいながら、一緒にいる感が持てるのが良いですね」と奥さま。
やわらかな雰囲気でありつつもスタイリッシュさを感じるのは、アクセントカラーのグレーや石壁などの異素材使い、そして異空間的なかっこいい存在感を放つ黒をベースにしたキッチンが共存しているから。
おしゃれなキッチンになって、ご主人の家事時間も増えたそうですよ。
ぐるっと回遊できる動線で、日常のルーティンが完結。
奥さまが絶対に譲れなかったのが、生活動線。
そこで幸和ハウジングが提案したのが、出掛けるまでと帰ってきてからを、ぐるっと一周で日常のルーティーンが済ませられる生活動線。
家の北側にバスルームやトイレなどを集約。お客さまも使うトイレ・洗面とプライベートなバスルームの間にファミリークローゼットを設けて緩衝地帯にし、プライバシーの確保に利用しています。
「ファミリークローゼットには、私たちの通勤着や子どもたちの通学・通園着など、平日の身支度に必要なアイテムを収納しています。朝はここで身支度して、帰ってきたら着替えて洗濯機にポイ。夜に洗濯機を回して、そのままクローゼットへ。アイロン台スペースもあるので、ここで全部できるからかなりの家事時短になって、ファミリークローゼットがあるだけで、家事ラクが叶っています」と奥さま。
特に帰ってきてからは、玄関、手洗い・トイレ、ファミリークローゼット、キッチンと寄り道なしの動線は、仕事帰りにお買い物をして帰ってくる奥さまにとっては「神!」だそうです。
そんな神生活動線も、お子さまたちの手にかかってしまえば、グルグル走り回れる最高の遊び場所になってしまうそうですが。
好きなものを見て出かける、帰って最初に見る最高の生活スタイル
「趣味が多く、身につけるアイテムにもこだわりを持つご主人。
どうしても欲しかった趣味スペースは、シューズクロークを兼ねた広々としたタイルの三和土で実現。
玄関に入ってまず目に入るのが、壁掛けされたロードバイク。
そして棚には、スポーツブランドのスニーカーやピカピカに磨かれた革靴、キャップやハットがショールームのように飾られています。
ほかにも、スケートボード、釣り道具、ゴルフクラブなど、多趣味なご主人の人柄がここ、玄関で瞬時に分かってしまうほど。
奥には愛用のものを手入れする作業台もあって、いかに好きで大切にしているかもうかがえます。
「ガレージが欲しかったのですが、予算を抑えるとなったとき、こういうスペースは半分あきらめていました。でもそこを諦めず形にしてくれて、感激しています。自分が好きなものをかっこよく見せられて、しっかり収納できる。毎日気分上がる場所です。休日はここにいる時間が長くなりがちなんですが、気付いたら子どもたちもいて、なんかそれがいいんですよね。お籠りしない趣味スペース、完璧です!」
駅から見えるデザインを意識したガルバリウムの外観
駅のホームからも見える立地で、外観デザインは駅や線路から「かっこよく見える」ことを意識してデザインされました。
「ガルバリウムと木目の軒天のデザインに憧れていました。見上げたときのかっこよさと、軒のある家というテーマで材質にもこだわりました」とご主人。
SNSで情報収集し、気に入ったデザインのものがあれば材質を調べて指定。シルバーとチーク材のようなカラーの木目でデザインされた外観は、特に駅方面から見える構図が最高なのだとか。
表札とメールボックス、宅配ボックスが、海外の鉄道標識のようなデザインになっているのは、設計士の粋なアイディアです。
ずっと、もっと、楽しく、心地良く暮らせる未来しか見えない
「お子さまたちにとっても、家の中からも電車が見えるから「おうち大好き!」と笑顔がはじけます。
「リビングで遊んでいても、電車が通るとおもちゃそっちのけで釘付けです。しかも毎回(笑)。貨物列車が止まると、先頭がちょうど目の前に来るんです。ウッドデッキに飛び出して運転手さんに手を振ってます。そろそろ覚えられてるんじゃないかと思うくらいです」
みんなの夢が叶った家。これからの夢もふくらみます。
「私は寝室に女優ミラーや美顔器なんかがある、美容スペースを作りたいな」と奥さまが言えば、ご主人が「ウッドデッキでバーベキューをしたいよね」とアウトドアへと誘導。
ちょっと違った方向の夢を語ってくれたお二人でしたが、この家のように全部叶えてしまうだろうなと思えるのでした。