建物面積 | 敷地面積 | 工法 | 工期 |
1F 74.52㎡(22.54坪) |
162.85㎡(49.26坪) | 木造在来軸組工法 | 5カ月 |
中庭の四方を囲み
安全性とプライバシーを確保
車通りの多い角地に立つI様邸。庭を囲むようにデザインされた外観は、アシメトリーなフォルムがスタイリッシュ。ファサードのアクセントウォールと円窓が個性を感じさせ、完成早々、地元のランドマーク的な存在となっています。ご結婚以来、「いずれはマイホームを」と考えていたご夫妻は、ご主人の実家の敷地内に新居を構えることに。『幸和ハウジング』とは、ファイナンシャルプランナーさんの紹介で出会いました。「幸和さんに家づくりをお願いした理由は、1棟1棟構造計算を実施して、耐震性をきちんと確保しているから。私たちは、万一地震が来ても生活し続けられる家を建てたかったので、そこが大きな決め手になりました」とご主人。展示場のナチュラルモダンな雰囲気も気に入って、家づくりをご依頼くださいました。
ご新居は公共スポーツ施設に程近く、イベント時などには南面の道路が渋滞になるほど車の通りが激しいことから、設計時にはプライバシーの確保を第一に優先しました。道路側からは室内の様子がわからないように、道路に面した窓を最小限に抑え、その代わり、中庭に面した窓は最大限に大きく確保。中庭は、玄関とダイニング、リビングの三方向から出入りでき、四方が囲まれているので、周囲を気にせず利用できます。将来子どもが遊ぶときも、道路に飛び出る心配がないので安心です。
無垢の床の心地よさを感じながら
子どもがのびのび遊べる空間
LDKはリビングとダイニングキッチンをL字型に配置したことで、それぞれの空間が緩やかにつながり、スペースにもゆとりが感じられます。カバザクラの無垢材を用いた床は、素足で歩くと木の温もりや柔らかみが心地よく、子どもが生まれてハイハイするようになったときも、安心して見守っていられそう。リビングの壁面には、友人宅で見て気に入った木のパネルを飾ってあり、室内の意匠性を高めています。「このパネルも幸和さんが調達してくれたもの。イメージ通りに収まって満足しています」とご主人。
プランニングの段階で、ご夫妻はリビングの一角に畳コーナーを設けることも検討しました。「でも、リビングを広々と使いたかったので、畳コーナーは止めることにしました。そのおかげで、友人が子ども連れで遊びに来たときもスペースを広々と使えて便利です。先日、よちよち歩きを始めたお子さんを連れて来た友人は、『こんなに長い距離を歩けたのは初めて(笑)』と喜んでくれました」と奥様がにっこり。
また、リビングには、天井にロールスクリーン用のレールスペースも設けてあります。「いずれはここを仕切ってキッズコーナーにしてもいいし、将来子どもたちが巣立ったら、夫婦の寝室にして平屋風に暮らすのもいいかなと思って」とご主人。将来の暮らしを考慮して、細部まで配慮がなされているのも、この家の特徴の1つです。
中庭に面して設けた対面式のオープンキッチンは、下がり天井と間接照明が特別感を演出。奥様のご要望で、調理の手元を隠すため、カウンターを高めに設けてあります。調理機器の前には油の飛散防止のために壁を設置。「使いやすくて掃除もしやすいので助かっています」と奥様。
キッチンとダイニングテーブルを横並びで配置したことで、配膳や片付けもスピーディにできるようになりました。ダイニングの壁面には、スポット照明付きのスタディコーナーとマグネットボードを設置。マグネットボードは、将来子どもの図画工作の作品や、幼稚園や学校のお便りを貼っておけるように設けました。
日常の動きに沿った間取りと動線で
家事のしやすさ・暮らしやすさに大満足
ご夫妻が間取りでこだわったのは、玄関から水回りに至る生活動線。家族用の玄関を上がるとすぐにファミリークロークがあるので、まずはここで着替えを済ませ、洗面台で手洗いをしてリビングへ。帰宅したらすぐお風呂に入るのが習慣のご主人は、「玄関とファミリークロークと浴室が一直線上にあるため無駄な動きがなく、朝の支度も1階で完結できるので、短い時間を有効に使えます」と満足そうに話してくれました。
2階には主寝室や子ども部屋の他に、ご夫婦の書斎も確保。造作のカウンターを設け、カウンターの下に仕事で使う本や資料などをたっぷりしまえるようになっています。ダークな色調でコーディネートした落ち着きのある空間が、集中力を高めてくれます。仕事以外に、読書などをして自分時間を愉しむ空間としても活躍しています。
夏は涼しく、冬は暖かく、光熱費もダウン!
年中快適で家計にやさしい暮らしが実現
さらに、高気密・高断熱の構造と、太陽光発電の導入により、アパート時代よりも光熱費が安くなったことも、ご夫妻の満足ポイントの1つです。「アパート時代は、とにかく冬に寒いのが辛かったのですが、新居ではエアコン1台で1階全体が快適。夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます」とご主人。「こうして、間取りもデザインも性能も思い通りの家を実現できたのは、幸和さんが住宅の模型を作ってくれたおかげです。各部屋の配置や動線、日照時間ごとの採光の状態をより具体的にイメージしながら細部を検討できました」と振り返ります。「それに、予算内で収まるように、私たちよりも担当者さんの方が熱心に予算管理をしてくれて(笑)。そういうところにすごく信頼を感じました」と奥様。
今、ご夫妻はこれから生まれるお子様の出産準備中。お子様は、生まれた時からこの家で成長を重ねていくことになります。次の夏には、中庭でプール遊びをしたり、リビングをハイハイしたりする愛らしい姿が見られそう。周囲に気兼ねなく、のびのびと子育てができる家で、家族のしあわせを紡ぐ暮らしがスタートしました。